−静岡新聞2001年5月17日付−
−掲載内容−

  生徒たちに自分で作る豊かな生き方を見つけてもらおうと雄踏町立雄踏中(高橋俊一校長)が17日まで「生き方講座」を開いている。講座は今年で3年目。各方面で活躍する同行の卒業生らを講師に招いている。今回はこれまでに藤田源左衛門町長や町文化協会のメンバーらが行った。3日目の16日には、1984年「ミッドナイト・ホモサピエンス」で文藝賞を受賞した作家の渥美饒兒さん(47)=同町宇布見=が「感性を磨こう」をテーマに講演した。同校在学中には、高橋校長から数学を学んだという渥美さんは「当時は数学が苦手だったが、本を読むのも作文を書くのも苦手だった」と告白し、笑いを誘った。そのうえで「文を読むことは頭でかみ砕き、理解するうえで必要」と読書の必要性を説いた。また、「感性とは知識を増やすことではない。どんどん外に出よう」と話し「若いうちにものを感じるアンテナを増やしてほしい」と後輩へエールを送った。

静岡新聞 平成13年5月17日付朝刊 県内版掲載』より